CAD/CAMシステム導入により
包装設計・生産コストを最大30%削減

キヤノン株式会社


お話を伺った 映像事務機ビジネスサポート事業部
菅部長(左)
新澤課長(右)

キヤノン株式会社 映像事務機ビジネスサポート事業部では、事務機と呼ばれる複写機やプリンター・FAXなどの保守に必要となる、様々なサービス部品の供給を担う。
事務機全体では新製品の導入によって、年間1000種類程度のサービス部品が新規に発生している。

CAD/CAMシステム導入により
包装設計・生産コストを最大30%削減

メーカー側から提案する包装設計。外注費用、作成期間を大幅に削減。

キヤノン映像事務機ビジネスサポート事業部で導入されているのは、ArtiosCAD +KongsbergのCAD/CAMシステム。今まで外部に依頼をしていた梱包設計、 試作作成を内製化するために導入された。年間1000種類発生するサービス部品の内、専用の箱が必要となるものは250~300種類。 それ以外はあらかじめ用意されている規格サイズの箱で出荷を行っている。しかし、設計が必要となる特殊な形状のものほど、10個・20個の小ロットでの出荷が多い。

設計段階から関わることで、
効率的な生産設計を可能にする

「今までは、設計から生産を全て外部の専門企業にお任せしていました。大ロット、小ロット関係なく内容物を渡し、これに合うものをお願いします。 という発注方法でした。」と、キヤノン株式会社 映像事務機ビジネスサポート事業部、菅部長は言う。
専門家である相手方から提出されてきた設計図面をそのまま承認・発注するという形式であり、そこにコストへの意識は薄かったという。

しかし、ArtiosCAD+KongsbergのCAD/CAMを導入したことで、 自社で設計できるスキルが備わり、今までの箱について形状の改善依頼や、逆に1から自社で設計し、資材を節約した効率的な図面を送り、 これを幾らで作れるのか。と尋ねることができるようになった。

専門企業に対しメーカーがイニチアシブをとれるようになったことで、最大約30%も外注費・包装経費が安くなったという。

「今すぐ欲しい」をかなえるCADシステム

Kongsbergを2台導入。段ボール用
フォーム用とそれぞれ用途で使用。
より効率的な生産を実現している。

外装箱を外注していた以前に比べ、決定的に違う点として「完成までの速さ」が上げられる。

「外部で依頼していた頃は、試作を頼んでから最短でも3日必要でした。それが箱を作るだけなら、設計・カット加工をして、 出来上がるまで1時間もあればできてしまう。中に入れる緩衝材の作成を含めても、1日あれば完成する。」試作はテストを繰り返し、 耐久性など様々な観点から検証・改善を繰り返す。

この工程を外部に依頼していた頃は、1つ修正を依頼するにも新たなコストと時間が消費されてしまっていた。しかし、CAD/CAMシステムが社内にあることで、 すぐに修正を行い、再度試作をつくることができる。その場でテストを繰り返し満足のいく外装箱に仕上げるまでの開発期間は驚くほどに短縮される。

更なる内製化を促進し、会社全体のコスト削減を目指す。

ArtiosCADで設計と3Dシミュレート

7年前、キヤノンのコスト削減プロジェクトはスタートした。ここでご紹介した取組みや、その他のプロジェクト実施により、 コストは以前に比べ、約50%も削減された。

「大幅なコスト削減を実現したのは、もちろんCAD/CAMだけでなく様々な取組みを行っての結果だが、 ArtiosCAD+Kongsberg が担った役割は大きいです。」とお話いただいた。
最初の導入から2年後には、2台目のKongsbergを導入され、更に内製化の動きは進んでいる。

CADでの検証が終了したら、
その場でサンプルカット。
すぐに現物とセットし確認作業へ

今後、社内でも要望のある小ロットの箱生産について、さらに内製化を進め、会社全体のコスト削減を目指したいという。
CAD/CAMのシステムが必要となる場面はさらに増えていき、利点を活かした、お客様への素早い対応を実現していくであろう。

キヤノン株式会社 映像事務機ビジネスサポート事業部

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キヤノン株式会社 映像事務機ビジネスサポート事業部では、事務機と呼ばれる複写機やプリンター・FAXなどの保守に必要となる、様々なサービス部品の供給を担う。

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総合設計CADシステム
Artios CAD

詳しくはこちら世界で使用されるグローバルスタンダートCAD。図面作成だけでなく、作成物の情報管理機能(データベース)を持ち合せるため、リピートオーダーや作成情報をCADで管理できる。過去の作成物を無駄にせず資産として運用する要のソフト。

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