小ロット多品種時代にスピーディな対応を。
ボックスメーカーの優位性を生かすシステム

株式会社ハイパックスサトウ






お話を伺った 工藤社長

株式会社ハイパックスサトウは、茨城県日立市に位置する段ボール・包装材・梱包材をメインに取扱う昭和23年設立の老舗のボックスメーカーである。重量梱包箱を多く取り扱っていた同社だが、現在は梱包箱だけではなくディスプレイ什器、サイン、クラフト商品の取扱い、段ボールを使った舞台・イベントセット提案などその展開は多岐に渡る。
多様な変化に柔軟に対応する同社がオンデマンドボックスシステム「<>Autobox(オートボックス)」導入の経緯を代表取締役の工藤 政幸社長に伺った。

小ロット多品種時代にスピーディな対応を。
ボックスメーカーの優位性を生かすシステム

オンデマンドボックス機 Autobox

同社は、2015年3月に「オンデマンドボックスシステム <>Autobox (オートボックス)」機を導入。Autoboxは、あらかじめ登録されている100のボックス形状に寸法を入力するだけで、1つから簡単に箱を作ることができるシステム。

寸法入力さえすれば、あとは資材を差し込むだけで縦横のカット・罫線、手持ちの中抜き加工も含め全て自動で行う。「必要なものを必要なだけ」というオンデマンド対応が、段ボール箱でも簡単に実現できるようになった。

誰にでも操作できる利便性と、圧倒的な生産スピードが魅力

最初はビッグサイトの展示会で出会いました。会場で見たときに「いいな」ではなく「欲しいな」と思った機械です。我々はボックスメーカーであり小ロット多品種が多くある会社です。

シートメーカーはコルゲーターを持っている分、我々と同じことは当然できる。我々よりも強いのは当たり前だけれど、その中で生きていくには彼らが考えないことをやらないといけない。今、お客さまに求められていることは?喜んでいただくには?地域に貢献するには? 機械を導入する際に、私は時間をかけ様々な角度から考えるようにしています。

100種類の形状が登録済み。
寸法入力だけで手早く生産

導入しているサンプルカッターは複雑な形状加工をするのにベストですが、物量を考えたときに対応しきれなかった。直線ばかりの単純な形状をわざわざサンプルカッターで時間をかけて加工するのはムダが多いと感じていました。

しかし、<>Autoboxなら例えば営業が帰ってきて現場に寸法を指示しておけば、営業が1枚見積もりを作っている間で、あっという間にボックスができ上がる。そのまま営業が出来上がった見積もりとボックスをもってお客さま先にいけば、それで納品まで完了してしまう。

お客さまからみれば早くても2日後納品だったものが特急ならは当日でも納入できるようになる。

−−Autoboxの運用についてお聞かせください

製造において「毎日目に見えないロスをどう減らすのか」はとても大きな課題です。例えば1日1人1分の作業時間短縮するだけで、30人で1日30分、20日で10時間分にもなる。パートさん1人雇用するのと同じです。

<>Autoboxの最も良いところは「誰でも操作できる」所、パートの女性でも営業でも寸法をいれて段ボールを差し込めば箱の形状ができ上がる。

今は手作業やローターリーを使うなど様々な工程があるが<>Autoboxを利用することで工程を1つ短縮することができる。 1工程丸々削減することは本当に大きな意味がある。

加えて、今は手持ち部分の中抜き工程は別の所に仕事をだしていたが、<>Autoboxはトムソンでの中抜き加工もしてくれるので、工程を1つ内製化をすることもできる。

オンデマンドで短納期を実践できる<>Autoboxは今後の段ボール業界にとっても、我々にとっても大きな武器になると思います。

製品から商品づくりへ。時代で変わるニーズに対応

同社は20年以上前からサンプルカッターとCADを使い段ボールの製造を行っており、5年前にはインクジェットプリンタも導入している。お客さまの要望を満たすだけではなく、プラスαの”段ボールで楽しむ”ことを考えた結果、現在は「製品から商品へ」つくるものが変化しているそうだ。

2015年1月には敷地内に「ふれあいショップ」をオープン。様々なクラフト作品が購入できるようになったほか、クラフト教室も開催している。

敷地内のふれあいショップ。
地域に根付いたビジネスを展開

地域に根付いた取組で他業種とも関わり情報と人とのつながりを大切にしていると話す工藤社長は、今では段ボール商品を利用してイベントの企画や店舗のプロデュースなどまでも手掛けているそうだ。

業界の要望が多様化する中だからこそ、段ボール事業の根幹となる「ボックス」作りをより効率的に素早くお客さまに提供していくことが業界でも鍵となっていくであろう。

株式会社ハイパックスサトウ

http://www.hipacks.co.jp/

茨城県日立市に位置する段ボール・包装材・梱包材をメインに取扱う
昭和23年設立の老舗のボックスメーカーである。

導入ソリューション

オンデマンドボックス生産機
AutoBox

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< class="bt">詳しくはこちら小さな箱から大きな箱まで約100種類の形状の箱を秒単位で加工し「必要なものを必要なだけ」生産するオンデマンドボックス機です。

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