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ユーザ事例紹介

LAMINAグルアー・合紙器導入事例 株式会社リンクス

LAMINA[ラミーナ] 合紙機、グルアーの導入で生産効率160%アップ。制作人数も約1/2に

岐阜県にある株式会社リンクス。中部で有名なSP戦略ツールの製造・販売を行う企業だ。
POP、ディスプレイ、パッケージ、プロモーション、商業印刷…リンクスでは印刷に関する製品全てを一貫生産している。企画デザインから印刷、加工はもちろんダイカット、アセンブリまで、文字通り「全て」である。

競争の激しいこの業界において、短納期実現とコスト削減は避けて通れない道である。いかに生産フローを効率化し、市場の要望に応えることができるかが重要であると、株式会社リンクス代表取締役の吉田社長は言う。

リンクスでは、多くの生産工程に機械が導入され自動化が実施されている。ムダを徹底的に排除するため自社で機械設計を行い特注製造した機械もあるほどだ。生産工程で困った事があればこの場面を逆に利用して効率化ができるのではと、常に改善する箇所を全社員が考え日々クオリティの高い製品を作りだしている。



10人体制で300枚/1hだったものがグルアー導入後5人体制で500枚/1hに。

ハイテクとローテクの組立合せが重要であると、吉田社長は言う。機械による自動化(ハイテク)だけでは、機械を買える大手が勝つ。ローテク(手作業)ばかりでは独自性は保てても、採算が合わず仕事にならない。しかし、これをプラスすることで新たな市場開拓になり、独自の商品ができあがる。

吉田社長が言うハイテクとローテクの融合とはどのようなことだろうか。リンクスでは、外部スタッフ合わせ約200人が組立て・検査・アセンブリなどに従事している。長年SP事業を展開してきた経験とノウハウが蓄積されている。

LAMINA[ラミーナ]社とは、スウェーデンに本社を置く段ボールやパッケージ産業に向け、合紙機、グルアーなどを開発し世界販売しているメーカーである。ラミーナ社の合紙機は、設置も操作も大がかりな手間がなく、簡単に扱えるので小ロット合紙を楽に行う事ができるのが最大のメリットだ。

さらにラミーナ グルアーは、これまで中々テコ入れされることのなかったアセンブリ工程の自動化に活躍する。

1台で、糊貼り、テープ貼り、折加工ができる。更にワーキングステーションと呼ばれる貼り位置合わせ用のユニットを加えれば、複数ピースからなるPOPやパッケージなどをすぐに製品形状まで組上げ、そのままパッキングして出荷することもできる。

実は、ラミーナ グルアー導入前に吉田社長は自社開発のグルアーを利用しアセンブリの効率化を試みていた。ではなぜ新しくLAMINAを導入したのだろうか。

「スピードと、今まで加工できなかった様々な資材が利用できること。これにより、新しい価格提案ができるようになりました。例えば、自社で開発したグルアーは使えるテープに制限がありましたが、ラミーナ グルアーなら様々なテープ幅に対応でき、厚みのあるもの、再剥離用のテープ、どんなものも使う事ができます。特に再剥離のテープはフィルムが入っていてカットするのに刃が強くないと切ることができません。

手作業でパートさんがわざわざカッターで切ったりしなければならず、手間だったため、通常使う巻き状のテープではなく、既製品のカット済みのテープを購入して利用していました。

それがラミーナグルアを導入し、巻きテープが利用できるようになったので、コストも下がりましたし自由な長さの加工ができるようになりました。更にテープとホットメルトが同時に使え、2ラインで作業が可能なのも効率的です。」

広くてクリーンなアセンブリ工場


これまでは1つ1つ手作業でテープ貼りをおこなっていた。


厚手のテープ、再剥離テーブなど様々な種類に対応する。
のりづけ、折加工も可能。

パーツ組立て機としてグルアーを活用。グルアーの域を超えた活用術で効率アップ。

アセンブリに不可欠な貼りや折りの作業。この工程を自動化することで、生産効率はグンとアップする。吉田社長は、グルアーを「パーツ組立て機」として活用することでアセンブリ全体の効率を上げている。

「パーツ作りを機械でやって、それを組立ラインにのせる。ディスプレイなどは複雑なので100%機械ではできない。このローテク部分こそ自社の強み。これを最大限活かすためにも、単純なパーツ作りは機械にまかせ、そこに人を割かないことでコストダウンができるのです」

リンクスではこれまで10人体制で300枚/1hだったものがグルアーを導入後5人体制で500枚/1hに生産効率が上がったという。

もちろん形状の難易度によるが、1案件にかかるコストが下がり、また残りの5人は別の仕事をすることができ、工場全体の稼働率をアップすることに成功した。

過程在庫をもたない作業環境。組立からパッキングまで1ラインで完結する理想のフロー

合紙機とグルアー、2つの機器を導入し新たな生産フローを構築しているリンクス。トヨタ生産方式のようにムダを無くし、在庫を持たず、必要なものを必要な時に次々と組み上げ製品を作る。そんなラインが理想であると吉田社長は言う。

グルアーの特長として、従来の作業ラインと組立合せることのできる”ワーキングステーション”がある。グルアーで糊づけされた部品がワーキングステーションに流れ、例えば人型POPならば背面スタンドの取り付けを行う。ワーキングステーションは、位置合わせ用の”アテ”が加工スピードに合わせ飛び出す仕組みとなっており、細かに位置を合わせなくとも”アテ”を目安に流れてくる製品にスタンドをポンポンと置いていけばよい。生産効率が一定である機械に合わせ加工を行うことで、作業の先が読めるのも利点の1つだ。

グルアーで背面スタンドまで取り付けた製品を、折り・チェックを行うコンベアに流しそのままパッキング。特にラミーナを導入してからは、等身大POPは在庫をつくらず糊貼り工程からそのままカートンに入り出荷されているという。過程在庫が発生するとスペースも必要だが、在庫したものをさらに別の人間が取りに行く、など時間のムダが発生する。加工の開始から輸送までを一度で終わらせるその生産力とスピードが、他社との違いを圧倒的なものにしている。

また、同時に導入したラミーナ合紙機はスチレンや片面段ボールなど特殊な貼り合わせにも柔軟に対応する。規格外の合紙で通常原価アップが避けられなかった所が合紙を自社で行うことでコスト面での自由度が高まる。企画や営業提案の面においても、合紙による複合提案や特殊な合紙などのサンプル提案や小ロット生産も自社で行う事ができるため、他社との差別化はさらに図られていくであろう。


糊づけからパッキングまでを1ラインで完結する


段ボール合紙の他にも、スチレンなど
様々な貼り合わせに柔軟に対応


お客様の、さらに先のお客様のことを考えて商品をつくる。

リンクスは、自社で開発した製品も多数ある。見る角度でグラフィックが変化する「アドマジック」看板や、ワンタッチで両面印刷POPが設置できる「エルスタンディ」など常に市場に新しいものを提案している。

「当社のスローガンは、”お客さまのお客さまに喜んでいただける商品をつくる”ということ。自社と取引しているお客さまだけが喜んでくださるだけでは駄目。その先にいる、商品を購入されるお客さまに喜んで頂けるモノづくりを志しています。」

提案型の企業を目指さなければならない。と吉田社長は言う。受注生産だけでなく、どうすればお客さま、さらにその先の商品を購入するお客さまに喜んでもらえるのか、常に全員が考え新しい製品や生産フローの効率化について、社内で活発に意見が交わされている。

リンクスは毎年JPM(日本プロモーション・マーケティング協会)が開催するクリエイティブデザインショーにて多数の受賞歴がある。
競争が激化する業界の中で、長年の経験と高いクオリティを保ちながらも、市場の期待に応える価格提案を行うリンクス。常に効率化と改善を考えるその姿勢は、今後も新しい価値を生み出しながら時代を牽引していくであろう。


株式会社リンクス
SP戦略のプロフェッショナル集団として、パッケージ、POP、ディスプレイ、商業印刷など、あらゆるツールを企画・制作。
http://www.links-net.co.jp/


自社製品も多数。[上]アドマジック [下]エルスタンディ


JPMの他にも様々な賞を受賞

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