抜木型メーカーとして製造効率化と
クオリティ向上に取り組む

株式会社メイク・ア・ボックス




お話を伺った 代表取締役 浅井和明氏(中央)

株式会社メイク・ア・ボックス(石川県金沢市・浅井和明社長)は、今年で創業50年を迎える石川県の抜木型メーカーである。
代表である浅井社長は抜木型業界の発展のために技術開発、新製品開発に情熱的に取組くむアイディアマンだ。
同社は抜木型メーカーである自身の強みに徹底的にこだわり、進化させながら、長年培ってきたメーカーとしてのノウハウで『変化する業界の課題』に柔軟に対応する。海外に比べ技術的・組織的に遅れをとっていると言われた日本の木型業界。

今後どのように考え、成長していかなければならないか。株式会社メイク・ア・ボックスの抜木型メーカーとして製造効率化とクオリティ向上に取り組む事例を紹介する。

抜木型メーカーとして製造効率化と
クオリティ向上に取り組む

日本の抜木型メーカーも工場としてシステムを取り入れ
合理化を図ることこが企業として生き残る術

メイク・ア・ボックス工場

「海外の、特にアメリカやヨーロッパの型屋は、『工場として機能している』企業が多数ある。 どのような意味かというと「作業がシステム化・効率化されている」ということである。1つの木型を製造する「最短の時間」「最小の労力」が利益を生んでいる。日本の抜木型メーカーも工場としてシステムを取り入れ合理化を図ることこが、 企業として生き残る術であると考えている。」と、浅井社長はメッセージを発信する。

同社の「抜木型製造のシステム化」は2010年より本格的な稼働を見せた。日本製図器工業株式会社製の オートツールチェンジャー機能搭載の面板加工機「CREASE LINE(クリースライン)」を導入。

図面データを元に1000分の1までの精度を求められるCAD面板の加工を的確に行う。最新機では木型のカメラ測定機能も搭載され大がかりな計測をせず品質管理が可能となっている。

ELCEDE社 刃曲げ機 COILMATE pro

2012年にはELCEDE(イーエルシーディー)社製、高性能自動刃曲機「CoilMate pro(コイルメイトプロ)」を導入。 最小限の後追いでクオリティの高い刃材加工が世界最速のスピードで刃曲げ加工を完了させるフローを構築することに成功した。

機械とは別フロアでデザイナが設計し、データをパソコンから送信するだけでCoilMateProはが稼働し刃物加工を完成させる。 しかも、追曲げを必要としない高いクオリティで加工が仕上がってくるのは、大きなポイントである。

理想的なデジタルフローで徹底した効率化を実行

ピン打ち機 SilcoPlan

その後、ピン打ち抜き機の「SilcoPlan (シルコプラン)」を活用し、落丁型製造の効率化をはかった。
日本で主流である上ピン・下ピンの落丁型を改良し世界標準である上ピンだけとし、セット時間を少なくしフロー全体の合理化を実現する製品開発を積極的に行い、1つの木型に時間・コストをかけない開発を行っている。

「マーケットや顧客の要望は変化していきます。現在の取組やフローが最善であるのか常に危機感をもって考えなければ取り残されてしまう。」

直近では、2014年にレーザーの買い替えを行った。ELCEDE社製のパルスレーザー機「LASERMATE evo(レーザーメイト エボ)」を導入した。これにより溝幅を調整するルーター掛けが100%無くなった。と浅井社長は言う。

ゴム貼りの様子

「ただし、これにはベニヤが反ったりしていないことが条件。できるだけ良いベニアを使用し加工しています。」
様々な機械を導入し、企業全体のシステム化を推進している同社。ソフトはArtiosCADを複数持ち、1つのCADデータを「ゴム加工機(CombiPro)」「レーザー加工機」「刃曲げ機」「ピン打ち機」と全ての機械に利用している。

ArtiosCADによる自動面付け

様々な機械を導入しても、それを運用する効率が悪くては何も意味をなさない。 「ArtiosCADを利用して、抜木型製造に必要となる各々のデータを1つのCADファイルから作っている。機械毎に特別なソフトを使ったり、機会ごとに編集作業が必要ないことは、毎日運用するにあたって効率、コストが全く違う」これは大きなポイントだ。と浅井社長は話す。

アイディア溢れる浅井社長はこれまでCAD面板の装着の手間を解消する「面ピタ」「面ピタプラス」、ムラ取りの手間を大幅に削減する「プレバランスシート」など業界を躍進させる開発商品を生み出している。

今後も業界全体を考えた新しいアイディアと取組で業界に貢献していくことであろう。

株式会社メイク・ア・ボックス

https://makeabox.co.jp/

石川県金沢市に位置する、創業50年を越える抜木型メーカーである。

導入ソリューション

総合設計CADシステム
Artios CAD

詳しくはこちら世界で使用されるグローバルスタンダートCAD。図面作成だけでなく、作成物の情報管理機能(データベース)を持ち合せるため、リピートオーダーや作成情報をCADで管理できる。過去の作成物を無駄にせず資産として運用する要のソフト。

インテリジェンス面板作成機
CRESE LINE 8ATC

詳しくはこちら面板加工専用機。オートツールチェンジャー付き面板作成システム。検査用カメラも搭載され、木型製造のクオリティを守ります

省スペース型抜木型用ラバー加工機
CombiProDS500

詳しくはこちら簡単な操作性とメンテナンス性を持った抜木型用ラバー加工専用機

抜木型用ピン打ち抜き機
SilcoPlan

落丁型製造を効率的に行う抜型用自動ピン打ち抜き機。

高性能自動刃曲げ加工機
COILMATE pro

詳しくはこちらあらゆる抜木型作成において最高水準のパフォーマンスを実現し、新しい標準となる抜木型刃の加工機

レーザー加工マシン
LASERMATE evo

詳しくはこちら生産性と精度を兼ね備えた、最高のレーザ加工。パルスレーザ加工による安定した加工精度とクオリティを実現。

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