物流から始まる業務改革
効率的な積載シミュレーションで作業効率が格段に向上

日本精工株式会社


お話を伺った アフターマーケット事業本部
主務 包装管理士 内田光一様

日本精工株式会社様は1916年に創立、国産第1号のボールベアリングを世に送り出しました。以来数々のタイプのベアリングを開発、世界のすみずみにまで供給し、産業の発達、機械の進歩に大きく貢献されています。

物流から始まる業務改革
効率的な積載シミュレーションで作業効率が格段に向上

BtoB企業への導入

「NSK」という略称でもおなじみのベアリング大手メーカー、潤滑工学の賜物ともよべる高度な技術力を強みとされる日本精工様が 総合紙器設計CAD「Artios CAD(アルティオス キャド)」、積載シュミレーションソフト「CAPE PACK(ケープ パック)」を導入されました。

メーカーでのArtios CADの導入はこれまでも数多くありますが、その多くはパッケージが商品の売れ行きを左右する、 BtoCのビジネス形態の会社が大半でした。しかし、ここ数年、日本精工様のように、BtoBの会社への導入も増えています。

今回、パッケージの外注先が国内だけで15社に上る日本精工様がNSKソリューションを導入された経緯をご紹介致します。 導入のご責任者である、アフターマーケット事業本部 主務で包装管理士でもある内田光一様にお話を伺いました。

同社では「お客様のあらゆるニーズに応えて、“いち早く、より正確に、高品質の製品をつくる”ために、 ものづくりの入口から出口まで、最新の技術と設備を網羅する」というその企業姿勢が表すように、 現在では全ての工程において充実の設備が整えられ、業務効率化への取り組みが行われており、 デジタルワークフローの構築などへの取り組みも先進的に行われている。

「分かり易い」をきっかけに - Artios CAD導入の目的

今回の導入の目的は、「データ管理(設計ノウハウの蓄積)」「図面確認」にあります。現状の問題点として図面を紙ベースで管理しており データ化されていない点や、考える筋道がデータとして残っておらず後に繋がらない点、加えて10数万点に及ぶ商品数があり 様々な外注先を抱える状況で、印刷データや図面データ等がばらばらに管理されており情報の十分な活用がなされていない状況でした。

また、自動車メーカーや弱電メーカーを中心としたエンドユーザーに向けた、梱包の仕様図の作成にも大幅な時間が掛かっていました。 そんな折、外注先でArtios CADのユーザーである企業が、Artios CADの3Dによる資料を提出された際、 現物が無い図面段階にもかかわらずパッケージの概要をすぐに把握できました。 この「分かり易さ」が評価のきっかけとなりArtios CADの導入へと至りました。

物流からはじまる業務改革 - CAPE PACK導入の目的

積載シュミレーションソフト、CAPE PACKは非常に簡単な操作で、最適なパレタイズや、効率の良い積載をシミュレーションするソフトウェアです。 物流業界をはじめとし、様々なメーカーで導入され。最近では大手自動車メーカーへの採用実績もあり、日本精工様でもご導入頂くことになりました。

導入目的は物流効率化の提案が少ない物流業者に対し、メーカー自らが先導する形でパレタイズや積載方法、 ひいては工場における保管荷姿を効率化させていき、無駄をなくしていく事にあるという。 自動車業界を中心とした常に改善の求められる環境下で製品を製造・出荷されている日本精工様にとって、 物流をはじめとした現業の改善は急務であるとのこと。そんな中、自動積載機能で物流の効率化を図るCAPE PACKに出会い導入いただきました。

導入背景 - 木箱から段ボール・リターナブル容器へ

日本精工様のマーケットは、大きく自動車メーカー・自動車関連メーカー向け、弱電メーカー・弱電関連メーカー向けの商品に分類されます。 近年、他へも活用の幅が広がる中でパッケージにも大きな変化がみられます。

エンドユーザから返却される木箱の保管場所の問題や環境ISOの影響で投資家が環境ファクターへ注目すること等から、 ボールねじなど従来木箱であった包装がリユース・リデュース・リサイクルを基にした段ボールや、リターナブル容器化が図られている状況です。

工場に収める製品の殆んどはポリ箱やリターナブル容器ですが、アフターサービスを中心とする補修部品などの分野へのパーツ供給も増加しており、 これらは段ボールを中心としたパッケージ包装に移り変わっているとのこと。しかもグロス重量を15Kg以下にしなければならない等の成約もあるため、 とりわけ段ボールを主とした包装設計の需要が高まっており、効率化が急務で行われています。

見せるためのパッケージ

補給パーツとしてのベアリング等のパッケージは、サービスセンターや代理店の店頭などにパッケージの状態で積まれることが増えたことにより、 ロゴを目立たせるような工夫が取り入られています。このような店頭陳列のシミュレーションでもArtios CADの3D機能が役立っています。

偽装防止の対策

また、日本精工様だけでなく様々なメーカで問題になっている、海外での偽造品への対策にもパッケージが一役かっている。 偽造防止のマイクロ文字の埋め込みや、様々な仕掛けをパッケージに施し、パッケージによる正偽の判断もできるようになってい

導入による改善 - 業務改善を超えたノウハウの伝承へ

今回の導入により、Artios CADの3D機能を使うことで図面段階での形状確認をイメージし易くなったり、 仕様書(荷姿図)等の作成も大幅に時間短縮することができたとのこと。また、グラフィックデータを図面に取り込むことで、 印判データも含めた仕様書・図面がデータベース管理され、知りたい情報を瞬時に検索することができるようになりました。 これらの図面の財産化により、包装設計における「考える筋道」がデータ化された事を活用し、ノウハウを伝承していきたいと仰られています。 またCAPE PACKの活用により容積率の向上をはじめとした、積載の効率化が図れているそうです。

今後は、国内外の拠点や外注先に対し、デジタルによる情報共有化を図る手段としてArtios CADCAPE PACKを活用したいと仰られています。 日本精工様のベアリングなどの商品が無くてはならない部品である中。Artios CADCAPE PACKが日本精工様の包装設計における潤滑ツールになるよう期待したい。

日本精工株式会社

http://www.nsk.com/jp/

1916年に創立、国産第1号のボールベアリングを世に送り出しました。以来数々のタイプのベアリングを開発、世界のすみずみにまで供給し、産業の発達、機械の進歩に大きく貢献されています。

導入ソリューション

積載・配送シミュレーションソフト
CAPE PACK

詳しくはこちら最も効率的な積載方法やパレット積みを算出し、運送コストの削減を実現するソフトウェア

総合設計CADシステム
Artios CAD

詳しくはこちら世界で使用されるグローバルスタンダートCAD。図面作成だけでなく、作成物の情報管理機能(データベース)を持ち合せるため、リピートオーダーや作成情報をCADで管理できる。過去の作成物を無駄にせず資産として運用する要のソフト。

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