段ボール加工の新たな可能性を実現した
「ダンボールパーク」誕生のきっかけ

矢野紙器株式会社





エイブルデザイン事業部の山本様(右)と正木様(左)

矢野紙器株式会社は大阪市天王寺区にある、段ボール・紙器パッケージの企画製造を主に手掛ける会社である。1950年の創業当時から一貫して段ボールパッケージを提供し続けている。近年では強化段ボールを用いて作った子供用遊具によるイベント事業「ダンボールパーク」を展開し、大きな反響を呼んでいる。

段ボール加工の新たな可能性を実現した
「ダンボールパーク」誕生のきっかけ

矢野紙器株式会社は、強化段ボールなどを使った紙製什器が一般的といえる所まで普及した現在、その黎明期からデジタルカッティングマシンを使用した紙製什器製造に目を付け、需要を伸ばしている。包装設定CADシステム「ArtiosCAD(アルティオス キャド)」、マルチカッティングマシン「Kongsberg(コングスバーグ)」「AXYZ TRIDENT(アクシーズ トライデント)」、UVインクジェットプリンタを順次導入し、ダンボールパークの製造にフル活用している。いかにしてダンボールパークというコンテンツが出来上がっていったのかを、ダンボールパークを企画・運営を行うエイブルデザイン事業部の山本様と正木様にお話しを伺った。

--ダンボールパークとは?


正木様「ダンボールパークは巨大パズルゲームや迷路、滑り台といった遊具や、動物や恐竜などの巨大オブジェなどを段ボールで作成した“子供たちの遊び場”をテーマにしたコンテンツです。

段ボールで作成したオブジェ自体は他でもありますが、触れない・見るだけといったものが多い中、弊社の段ボール遊具は子供たちに実際に使って遊んで頂くというコンセプトを元に企画されています。そのため子供が参加する体験型のイベントなどで非常に好評を頂いております。」

--NSKのソリューションを導入したきっかけは?

山本様「弊社は1950年創業当時から稼業としている段ボール加工に、新しい付加価値をいかに発生させるか?というテーマを持っていました。 プリスロなどの従来設備による段ボールケースの製造だけでなく、そのノウハウを何か違うことに活かせないかと考えているときに、日本製図器工業さんのCAD/CAMシステムを知ったのが始まりです。2005年の話です。」

--導入当初からダンボールパークの構想があった?

山本様「いえ。元々使用用途として考えていたのがパッケージのサンプルカットと小ロット生産でしたが、弊社社長の矢野と、日本製図器工業さんの営業の方との話の中で、段ボール加工の新たな可能性を共に開拓していこうという理念で意気投合し、そこからパッケージだけにとらわれない柔軟な発想で機械を使いだしたのが、現在のダンボールパークに繋がっています。」

--ダンボールパークとしてのコンテンツ提供はいつごろから?

正木様「ダンボールパークとしてコンテンツを展開しだしたのが2009年ごろです。イベントニーズに合わせて遊具の種類やサイズに融通がきき、また設置のしやすさなどが好評でした。当時はまだ同類のコンテンツが少なかったため、目新しさというものもあったとは思いますが、子供たちへの受けも良く、需要は年々伸びていきました。」

--ダンボールパークの現在の状況は?

山本様「順調に伸びています。今でこそ段ボール什器というものが一般的な物として認知されていますが、その黎明期からダンボールパークを作り続けている弊社には作図・企画ノウハウが十分蓄積されており、どのようなクライアントニーズに対してもベストな提案ができる自信があります。現在ではダンボールパークを専門で担当する事業部も立ち上がっており、会社の中核を担う重要な事業に成長しています。」



最初に導入されたKongsberg(上)と
新たに導入されたCNCルーターのAXYZ TRIDENT(下)

正木様「ダンボールパークのバリエーションもニーズに合わせて随時拡充されています。それに伴い、必要な生産設備も必要に応じて増設しています。 最初は印刷の設備が無かったため、加飾の要望があった場合は印刷物の貼り付けや手作業でのペイントなどを行っていましたが、現在ではUVインクジェットプリンタもNSKさんから導入し、グラフィック付きの遊具も作れるようになりました。

また段ボール以外の材料を加工するニーズも出てきたため、CNCルーターのAXYZ TRIDENTも最近導入しました。 これらのおかげでほぼ全ての加工が社内で行えるようになっています。NSKさんが提供してくれる機器はどれも直感的に使え、強化段ボールなども難なく加工できます。設計・製造を担当する身としては、設計作業に集中できるのが非常に助かります。」

--今後の御社の取り組みは?

山本様「先ほどもお話ししました通り、ダンボールパークをはじめて約10年になりますが、現在では会社にとっては無くてはならない重要な事業に成長しました。 その始まりともいえる“段ボール加工の新たな可能性を開拓する”の精神を忘れることなく、固定観念にとらわれない、新しい事業に積極的に挑戦していきたいです。ダンボールパークに関しても、現在に満足することなく、企画・運営、展示什器の開発・製造をもっと拡大していきたいと考えています。」

ダンボールパークの様子

矢野紙器株式会社

http://www.yanosiki.com

矢野紙器株式会社は大阪市天王寺区にある、段ボール・紙器パッケージの企画製造を主に手掛ける会社である。

導入ソリューション

サンプルカッター
Kongsberg XLシリーズ

詳しくはこちら段ボールからフォーム材、スチレンボード・カーペット材など、あらゆる資材の加工が可能なマルチカッティングマシン。

総合設計CADシステム
Artios CAD

詳しくはこちら世界で使用されるグローバルスタンダートCAD。図面作成だけでなく、作成物の情報管理機能(データベース)を持ち合せるため、リピートオーダーや作成情報をCADで管理できる。過去の作成物を無駄にせず資産として運用する要のソフト。

CNCルーター
AXYZ TRIDENT

詳しくはこちらルーター・バイブレーションナイフ・押し切りナイフの3種類のツールを同時に装着可能。ツールの取り換え不要で3軸加工が可能。

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