Intelligent Boxで実現した
段ボールケース外注案件の内製化
中越パッケージ株式会社
お話を伺った
富山工場 工場長 荒井氏
営業部 横出氏・山﨑氏
中越パッケージ株式会社は富山県富山市にある段ボール専門工場である富山工場に オンデマンド製箱機Intelligent Boxのシート幅2.5m対応機種のIB-2500 を導入した。 富山工場には10年以上前から弊社のCAD/CAMシステムである 「ArtiosCAD」 「Kongsberg XL」 も導入されており、現在も現役で稼働している。 今回のIB導入の経緯と効果を富山工場 工場長の荒井氏、営業部の横出氏・山崎氏にお伺いした。
内製化によるコスト削減
小ロット短納期対応と品質の向上
Intelligent Box導入のきっかけは?
弊社では連切り断裁機などの小ロットのケース製造に使用する設備をこれまで保有していなかったため、小ロット案件が発生した際は外注先にお願いをしていました。
しかしその協力会社が後継者不在のために事業を終了することになり、弊社も外注対応のあり方を変えなければいけない局面に立っていました。
新たな外注先を探すか?最悪小ロット案件を受けるのを止めるか?の岐路に立たされていたタイミングでIBの紹介を受けたのが検討のきっかけです。
既に保有しているカッティングマシンでも対応できた内容だと思うが、それをしなかった理由は?
我々が外注として出す内容はA式2~3枚を日に10~30点という感じの内容が多く、 日々営業のサンプルカット用途として稼働しているKongsbergで対応させるにはボリュームが大きすぎるというのが大きな理由です。
サンプル業務に支障が出るのも問題ですが、業務の手間が増えるという点も問題でした。 カット機を動かすためには当然CADによる作図をまず行わなければいけません。 1、2点程度の作図とカット作業ならまだ許容できますが、10点を超えてくるとなると、いくら簡単に作図が出来るといっても流石にそれなりの時間を要してしまう。 実務の手間として無視できません。
IB導入を最終的に決定した要因は?
荒井氏 スロッターと違い、IBは機械全体がカバーされており安全性が考慮されていること、 タッチパネルで作成したいボックス形状を選択した後の段取り替えが自動で非常にスピーディだったことが要因です。
横出氏 定型の数の多さと対応サイズの幅・精度がよかった。 導入前のテストにおいて他のマシンと比較テストした際、同じ定型形状であっても我々が求める小サイズ加工に唯一対応できたり、 精度誤差が一番小さかったりで、最も良い結果が出たのがIBでした。
山崎氏 タッチパネルで形状とサイズを入力するという操作性は、誰が機械を扱っても同じ品質の箱が生産できるというノウハウ不要な面でも優れており、 加工時間が段取りも含めて自分が思っていたより断然早く驚きました。 最初は5分ぐらい段取りに時間がかかるかと予想していましたが、実際は段取りも含めて1つ目の箱が出来上がるのに1分もかかりませんでした。
機械の使用感はどうか?
山崎氏
定型パターンの多さが非常に役に立っています。
やはりA式の生産が一番多いのですが、その中でも2ピース仕様であったり段違いフラップ仕様であったりと、非常にバリエーションが豊富です。
あとは導入要因でも触れた内容ですが、ノウハウ不要で特別な技術継承なく機械を使用できるという操作性が非常に良いです。
操作はタッチパネル方式なので簡潔明瞭で誰でも簡単に覚えられています。
品質の維持管理に関しても優秀で、一例を挙げるとIBは罫線圧のコントロールをエア圧力で行うのですが、かなり細かい微調整が効き、
しかもシートコンディションの影響を受けにくい点も助かっています。
カッティングマシンの罫線圧は目見当による高さ調整に依存する部分が多く、作業者によるブレが少なからずあります。
しかも点による加圧のため季節や保管状況によるシートコンディションの影響を受けやすく、
以前は問題無かった設定が今日だと罫割れしてしまい再調整といったこともよくありますが、IBではそういったことがほとんどなく、
どんなコンディションでもほぼ同じ数値で安定した加工が出来ています。
そのため複数人の作業者を立てても品質のブレが起きません。
現在もサンプルカット作業を中心に現役で稼働中
導入効果はどうですか?
荒井氏 IBの簡単な操作性のおかげで外注案件を問題なく内製化できたことで、 外注費や配送費用削減などのコストメリットや飛び込み案件・単納期案件に対しての対応力強化が達成できたと思います。
山崎氏 外注によるスロッター加工と比べて品質と寸法精度が向上したことが大きいです。 先ほど罫線の話をしましたが、カット面の品質も上がっており、切り口で発生するカラスの足跡がほぼなくなり、 コルゲーターでカットしたような断面を実現していると評価をいただいています。
将来の展望について
横出氏 今後は既存の設備ではできない、IBにしかできない物は何かを考えていきたいと思います。 例えば抜木型を使っていたものに対しての木型レス化の推進や、FFGでは通すことのできないシートサイズを使った、より大きな箱のロットを問わない受注などです。 Kongsbergでは対応しにくい案件内容でもIBなら短時間で柔軟に対応できる。そのメリットを前面に打ち出していきたいと思います。
中越パッケージ株式会社
https://www.chuetsu-pk.co.jp/
中越パッケージ株式会社は東京都中央区に本社のある1952年創業の会社。全国8拠点に工場を持ち、段ボールパッケージをはじめ、 各種紙袋や紙管、プラスチックトレーなど包装・流通に関わる様々なものを手がける老舗の会社である。
導入ソリューション
高速オンデマンド製箱機
IB-2500
詳しくはこちら IB-2500は、段ボールパッケージにおけるカット・罫線加工を1パスで行うIntelligent Boxのベースグレードモデル。 タッチパネル式の操作用コンソールを搭載し、そこから製造するパッケージの形状とサイズ入力するだけでパッケージを作成できる簡潔な操作性を実現。