ウェルダー工程を劇的に改善した
Matic PERSEOの加工ポテンシャル
株式会社ビーアンドピー
お話を伺った
横浜ファクトリー
執行役員 全社制作統括部長 中村 祐輔氏(右)
次長 北島 飛鳥氏(中央)
主任 田村 浩二氏(左)
全国6か所( 大阪・東京・横浜・名古屋・福岡・京都)に拠点を置き、販促・マーケティングをワンストップでサポートしている 株式会社ビーアンドピー。インクジェットプリントやデジタル媒体を活用した店頭プロモーションと、販売促進を支えるWEBプロモーションを柱としている。 24時間体制で、設備力・短納期・対応力を強みとしている同社がインパルスウェルダー【Matic PERSEO4000】の導入に至った経緯をお伺いした。
ボトルネックになっていたウェルダー工程を
劇的に改善したPERSEOの加工ポテンシャル
今までの課題と、PERSEO導入の理由をお聞かせください。
同社の横浜ファクトリー。
PERSEOによる溶着
中村氏 「従来、溶着を行う際には高周波ウェルダーを使っていましたが、非常に時間のかかる工程となっているのが問題でした。 マシンのワークサイズを超える溶着幅は材料をずらしながら繰り返し操作しなくてはいけなかったこと。 また、ポケット加工をする際は人の手で長さを測って折り返して溶着していたため、さらなる手間と時間がかかっていました。 前工程の印刷は早くてキャパシティがあるにも関わらず、溶着工程の状況は完全にボトルネックになっていました。 PERSEOがあれば、大きなワークは1回で溶着し。小さなワークも並べて一度に溶着できる上、折返しも自動で行えるため、そこがすごく良かったと言えます。」
ERSEO導入後に感じたメリットを教えてください。
田村氏 「以前の高周波は1枚ずつ作業を行っていましたが、PERSEOであれば一人で作業していても、1回の作業で枚数をこなせます。 量産の対応に対して大幅な時間削減になり、より短納期に応えられるようになりました。 具体的には、作業時間が1/3~1/2程度、6時間かかっていた作業が3時間で済む、2日かかっていた作業が1日で済むなど、かなり時間短縮できるようになりました。」
手間のかかる大きなワークの溶着作業を
簡単に独りで短時間に実施できるように
北島氏 「また、これまでであれば、大型のものは大人数を投入しなくてはならなかったのが、 PERSEO導入後はある程度一人でこなせるようになりました。空いた時間と人材で他の業務を並行できるようになったため、 溶着工程以外にも良い影響が出ています。今までの仕事もかなり時間短縮になっているので、それだけでもかなり大きな効果です。」
中村氏 「ポケット加工の仕事においては、ウェルダーによる溶着とミシンによる縫製、どちらでも良い場合も多くあります。 従来であれば、ウェルダーによる溶着よりミシンによる縫製のほうが早かったため、納期優先の場合はミシンを使っていたような案件に対しても、 PERSEOであれば逆に溶着の方が早くなりました。工程の混み具合に合わせて、ミシンでいくか溶着でいくかを柔軟に選択できるになったことにより、 短納期化対策として非常に助かっています。また、シンプルなマシンである分、アイデア一つで応用しながら使える点も良いです。 そのシンプルさ故、ポテンシャルを引き出すのは簡単でした。」
今後のビジネス展開についてお聞かせください。
中村氏 「お客様の希望納期に更に応えて行けるようになると思います。 バナーなどの量産受注が更にできるようになっているので、そういった仕事をより拡大していきたいです。」
株式会社ビーアンドピー
https://www.bandp.co.jp/大阪府大阪市で1985年創業のインクジェットプリント事業・デジタルサイネージ事業・デジタルプロモーション事業を行う企業。 全国6カ所に拠点を置き、販促・マーケティングをワンストップでサポートしている。