デジタル生産手法の更なる推進剤に
小型カッティングマシン NS-X Compact Pro

株式会社リンクス

お話を伺った
品質管理部 マネージャー 猿渡氏
製造部 オンデマンド課 エキスパート 渡邉氏


 株式会社リンクスは岐阜県関市にある店頭販促ツールの設計・デザインから製造、アセンブリまでを一貫して行う企業。
 同社はカメラ見当・自動給紙機能付き小型カッティングマシン「NS-X Compact」シリーズの最新モデル NS-X Compact Pro を導入した。 小ロット加工に適した設計となっており、初期段取り後は無人での連続カットが可能。 カッティングマシンでは初搭載となる本格的な罫線加工により、折りの際に皺が寄らない罫線品質を実現。 パッケージ用途にも十分な品質を確保できるのが特徴である。 同社では、デジタル印刷の活用が進む一方で、従来の加工工程とのミスマッチが課題となっていた。 今回のNS-X Compact Pro導入により、小ロット案件における生産効率の改善と自動化が期待されている。
 導入の経緯と効果を品質管理部 マネージャーの猿渡氏、製造部 オンデマンド課 エキスパートの渡邉氏に伺った。

本格的な罫線加工を実現する NS-X Compact Proで
デジタル生産手法の更なる推進剤に

導入のきっかけは?

猿渡氏  最近、デジタル印刷機を導入したことで、小型サイズの小ロットの仕事が一気に増えました。 ただ、その後工程が追いつかない状況でした。デジタル印刷の主力サイズはB2以下であり、主にパッケージや小型POPを印刷しています。 それに伴い、これらの小ロット案件が増えているのですが、パッケージに関してはどれだけ少量でも抜木型を作成して打ち抜きで加工を行っています。 そのため、機械の段取り替え頻度増加や、新版の場合は木型代が大きな負担となってきていました。 このデジタル印刷されたものを、できるだけコストと人手をかけずに効率よく加工できるカッティングマシンを探していたのがきっかけです。


現段階でも多数のカッティングマシンを保有しているにも関わらず、他のカッティングマシンを導入しようとした意図は?

猿渡氏  現在弊社が保有しているカッティングマシンでは解決したい課題をクリアできないと考えたからです。 まず、保有機では手差しで1枚ずつシートを置く人員が必要であり、省人化には限界がありました。 また、段ボールディスプレイを加工することを主目的とした構成のため、サイズも大きく、 B2サイズ以下の紙ではワークサイズを完全に持て余してしまい、作業効率的にもよくありません。 何より、罫線品質の問題でサックマシンにかけられないという点が、これまでパッケージをデジタルカットで加工してこなかった最大の要因です。

durstやKongsberg
durstやKongsberg
デジタルファクトリー内に新たに導入されたNS-X Compact Pro


NS-X Compact Proを選んだ決め手は?

渡邉氏  できればセットするだけで無人運転できる機械が欲しかったという点が大きな理由です。 ディスプレイは製品サイズが大きいので、ある程度人の手による資材の取り回しは仕方がない部分ではありますが、 パッケージは加工規模が小さいため、セットも含めてできるだけ無人化したいという思いがありました。 Compact Proは、このサイズでカメラ見当も含めた機能が一通り揃っている点が魅力ですが、やはり一番は自動給排紙機構と罫線品質が決め手となりました。 独自の罫線加工機能で、サックマシンに通せる品質の罫線が入る点も大きかったです。

猿渡氏  導入前には実機テストを実施し、印刷物を持ち込んで検証を行いました。 実際に自社のデータでカットしてもらい、罫線の入り具合や加工精度を確認しました。 しっかりと罫線が入るので、罫割れも起こらず、曲げやすく仕上がるのが確認でき、また補助金の効果もありますが、これまでの加工機と比べても低コストということもあり、導入を決定しました。

durstやKongsberg
durstやKongsberg
デジタル印刷機で通せるB2サイズ以下のPOP・パッケージ印刷物を主に加工する

機械の使用感と活用用途は?

渡邉氏  操作・設定はタッチパネルで完結するので非常にシンプルで、短期間で習得できました。 データ送信にはWi-Fiが使え、機械本体の小ささもあり、置き場所にもかなりの自由度があります。 一方で刃の突き出し量や圧力調整などのノウハウが品質に影響する部分なので、これらを紙厚に応じて調整する必要はありますが、それができれば安定した加工が可能となっていると思います。 罫線品質は他のカッティングマシンとは比べ物にならない高品質を実現しています。 本格的な稼働はこれからですが、これならサックマシンでの処理にも問題なく対応できると思っています。

猿渡氏  主にパッケージやPOP、キャラクター関連製品の加工に活用しようと思っています。 現在Compact Proを使った製造フローを立ち上げている途中ですが、理想の運用フローは100~300枚程度のロットを夜間にセットして無人処理する、 もしくは日中でも別の業務に従事しながら無人生産を行えるところまで持っていきたいと思っています。 これが実現すれば、人手をかけない小ロット案件への対応力向上に大きく寄与できると考えています。

デザイナー全員がArtiosCADのライセンスを持つ
打ち抜きと遜色ない罫線品質

今後の展望について

渡邉氏  Compact Proの導入によって、これまで見えていなかった“パッケージのデジタル量産”という領域に踏み込めるようになったと思っています。 従来では、カット後の組立工程との兼ね合いもあり、小ロットでもトムソンで加工するケースがほとんどでしたが、今後はデジタルカットを活用することで、

・新規型の案件に対するコストの削減
・省人化と短納期対応
・小ロット案件の受注拡大

を目指したいと思います。 今後はCompact Proをパッケージ案件でも積極的に使いながら、生産方法の幅を広げていきたいと考えています。

durstやKongsberg
durstやKongsberg
durst社インクジェットやカッティングマシンKongsbergが設置されているデジタルファクトリー
導入事例記事はこちら


 


株式会社リンクスのその他の導入事例



リンクスHP 株式会社リンクス

https://links-net.co.jp/

岐阜県にある中部で有名なSP戦略ツールの製造・販売を行う企業。
東京・大阪にも事業を拡大し、POP・ディスプレイ・パッケージ・プロモーション・商業印刷など印刷に関する製品全てを一貫生産している。

導入ソリューション

デジタルカッティングマシン
NS-X Compact Pro

compactpro

詳しくはこちら カメラ見当・自動給排紙機構を備えた小型デジタルカッティングマシン「NS-X Compact」シリーズの最新モデル。 小ロット加工に適した設計となっており、初期段取り後は無人での連続カットが可能。 カッティングマシンでは初搭載となる本格的な罫線加工により、折りの際に皺が寄らない罫線品質を実現。 パッケージ用途にも十分な品質を確保できるのが特徴である。

トップに戻る