オンデマンドビジネスを最大限に活用する
ワン・ストップ生産体制
導入機器
昌和印刷株式会社
お話を伺った 代表取締役 和田社長
昌和印刷株式会社は、大阪に本社を構える53年続く老舗の印刷会社である。現在は印刷事業の他に、広告販促・マーケティング・
空間デザインと市場のニーズにあわせて業務を拡大。東京にも新拠点を構え益々勢いを増している。
2015年初頭に同社はUVインクジェットマシン、
カッティングマシン、エッジバンドマシン等のソリューションを日本製図器工業より導入。その経緯を伺った。
大判UVインクジェットdurst & CAM等を導入
オンデマンドビジネスを最大限に活用する
ワン・ストップ生産体制
全てRe-boardで演出された空間
同社は企画・デザインから全てをトータルプロデュースしており、その空間演出等のため Re-boardが日本に輸入された当初より生産を手がけるRe-boardビジネスのパイオニアでもある。
今回導入したUVインクジェットはdurst Rho HSシリーズ。
HSシリーズは印刷幅2500mm、連続印刷が可能であり印刷速度は最大で216㎡。
複数メディアを横にならべての同時印刷もでき、
UVインクジェットでありながら大量ロット生産も可能な機種だ。
このようなハイスペック機種をいれた背景にはRe-boardのみならず、
オンデマンド什器・販促ツールの需要増加があるという。
初年度からくらべ今では十倍程度の発注依頼があること、 また印刷のみではなく什器や空間演出までもトータルして手がけることから、様々な資材への印刷が可能な UVインクジェット機、カット加工が可能なカッティングマシン の導入はRe-boardはもちろんのことその他の加工・生産に活用される。
Kongsbergが設置された加工現場
店舗・什器・イベントブースと社内でワンストップで生産が可能な同社は、加えてRe-board用の エッジバンドマシンも同時に導入している。
これは16mm厚の資材に対応しており、資材の小口を装飾するテープを素早く
簡単に取り付けるためのマシンである。
手作業で小口テープの取り付けを行う会社が多い中、加工後のアセンブリ段階までトータルして機械化することで一貫した効率化を実現する。
全てを自社内で生産できるよう同社が力を入れているのは益々拡大する1点1用のユーザの要望に加えて短納期に応えるためであるという。
特に店舗やイベントでは他とは異なる付加価値を求められ、制作側も販売側も”オリジナリティ”を アピールできる企画・デザインを求められるが、余裕のある日程での依頼は多くない。
いかに素早く、
的確にニーズに応えるかを思案した結果自社内でのワン・ストップ生産の体制に行き着いたという。
同社は今後も印刷事業を基板としつつも、マーケティング、プロデュースの観点からユーザのニーズに応え、
様々な企画と演出をこれまでよりも強力に打ち出していくであろう。
昌和印刷株式会社
http://www.showa-print.com/大阪に本社を構える53年続く老舗の印刷会社である。現在は印刷事業の他に、広告販促・マーケティング・ 空間デザインと市場のニーズにあわせて業務を拡大。