段ボールケースの省力・短納期化を実現するIntelligentBOX
高付加価値ディスプレイ製造を支えるKongsberg

株式会社ケイジパック




お話を伺った 株式会社ケイジパック 代表取締役 八木氏

株式会社ケイジパックは、1990年創業の京都府京都市にある会社。 一般段ボールケースや重量包装用パッケージ、紙製の什器・POPディスプレイを主に手掛け、 特に企画設計・インクジェット印刷・カット加工全般を社内で一貫して行うことによりオンデマンド生産に対応する。 1点からの極小ロットから大ロットにいたるあらゆる案件をこなすことのできる、高い技術力を持つ会社である。

オリジナリティ溢れる1品1様の高付加価値ディスプレイ製造に加え、 段ボールケースの省力化・短納期化を実現

同社は5年以上前から包装設計用CADシステム「ArtiosCAD」マルチカッティングマシン「Kongsberg」を導入し、 近年は「Re-board」を使った什器・ディスプレイも大きく需要を伸ばしており、 IntelligentBOXと同時期に2台目のKongsbergを増設した。その導入きっかけと効果を、代表取締役の八木氏にお話しを伺った。

IntelligentBOX導入きっかけは?

八木氏 ケース製造に関して解決すべき課題が2つありました。1つ目の課題は労力の軽減で、 弊社で手掛ける段ボールケースは大小さまざまであり特に重量包装用のケースとなるとシートサイズが大きく、 かつダブルなどの厚みのある段ボールシートを使うことが多くあるのでこのシートを取りまわす労力が非常に大きく、 労働環境的に良くない状態でした。 特に連切り断裁機を使って作ることの多いヤッコ型の場合、機械にシートを4回通す必要があります。 この1ケース作るのに4回資材を持ち上げるという重労働を軽減させることが機械導入の目的の1つです。

2つ目の課題は、弊社が掲げる短納期への対応力の強化です。先ほど述べた1ケース製造するのに4回シートを機械に通す必要があるということは、 それだけ生産に時間がかかるということです。特に大きいシートの場合は、1ケース製造するのに5~10分を要することもありました。 Kongsbergでもケースの製造はもちろん可能ですがCADデータを都度作る必要があること、 Kongsbergはディスプレイなどの高付加価値商品の製造にできる限り使いたいという意向があるため、 この2点を改善するための新たな機械を探し始めたのがきっかけです。

IB導入を最終的に決定した要因は?

1回のシートセットアップだけで
ケースが完了する

導入前に機械をテスト見学させていただきこの2つの課題をクリアできたこと、 またこれから仕事として増えていくだろう形状タイプにも対応できるということが要因です。 さらに言えば標準仕様では対応できなかった20㎜の浅底ヤッコにもカスタマイズで対応できた柔軟性も大きなポイントでした。

 

機械の使用感、導入効果はどうか?

シートをセットするだけで
あとはボトムフィードにより
カット・筋入れを自動で行い
1分以内にケースが出てくる。

ほぼすべてのケースが1回通しで加工できるようになったことにより、オペレーターの労働負荷は確実に軽減しました。 ケースを生産するスピードも約1分程度でできるようになり、労働環境と製造時間短縮によるコスト削減をIBによって同時に達成することができました。

少し極端な例ですが、朝に注文が入ってその日の夕方までに物が欲しいといった案件に対しても、 これまでであれば断ったり諦めていたものであってもIBによって余裕を持って対応できるようになりました。

操作性に関してもタッチパネルを使っての数値入力だけであり、画像により入力位置の確認も一目でわかるため、 非常に簡単だとオペレータからも評判です。 現在では4名のオペレータが作業を行えるようにしていますが、これも操作を覚えるのが簡単だからこそだと思います。 切断面も非常に綺麗ですので品質面に関しても何の問題もありませんね。

Kongsberg の増設は什器・ディスプレイの仕事が増えたから?

約5年前に導入されたKongsbergXL22と
今回追加導入されたKongsbergX24が
対面型に設置され稼働している。

そうですね。1台目を導入してから5年ほどになりますが、 最近はCADによる作図ノウハウも十分蓄積され、 オリジナリティのある什器やディスプレイ・緩衝材包装などの高付加価値製品が伸びています。

Kongsbergと同時に導入したCADソフト「ArtiosCAD」のポテンシャルも高く、 3Dデータを活用した緩衝材設計、3Dモックアップ機能によるクライアントへのプレゼンテーションや 生産前のデータチェックに非常に重宝しています。

什器製造において、データのミスがあるとやり直し時間や資材のロスが非常に大きいものになってしまいますが、 ArtiosCADであれば、3D機能で図面の整合性チェックも製造前に行えます。

使用する材料はNSKさんから紹介された「Re-board」を使うことが圧倒的に多いです。 おおよそ8割の什器は「Re-board」を使用していると思います。

ショールームには段ボールやリボードで
作成されたディスプレイが展示。

Re-boardの採用が多い理由は?

類似のボードは多くありますが、その中でRe-boardが最も品質が高いというのが採用の理由です。 それが顕著に表れる部分が反りで、Re-boardは反りの発生が少ないと思います。

什器にしたRe-boardは本当に反りが発生しずらく、弊社内に展示している什器も製造してから長期間経過しているものもありますが、 目立った反りがほとんど出ていません。長期間使ってみないと見えてこない部分ではありますが、 この部分がRe-boaed の品質の高さを如実に表していると思います。 最新バージョンになって複数パーツのある図面を3Dにしやすくなったのでカット前の確認作業で非常に重宝しています。 日本製図器工業さんはこういった販売以外のサービスが充実しているのも使う側としては安心できるポイントです。

今後のビジネス展望について

ネット通販が伸びている現在、それを輸送するための小ロットパッケージの需要も大きくなっています。 弊社ではどこにでもあるような箱やディスプレイではなく、インクジェットプリンタ・カッティングマシンを駆使した、 オリジナリティのある製品を提案・製造していきたいと思います。

株式会社ケイジパック

https://www.keiji-p.com/

1990年創業の京都府京都市にある会社。 一般段ボールケースや重量包装用パッケージ、紙製の什器・POPディスプレイを主に手掛ける。
特に企画設計・インクジェット印刷・カット加工全般を社内で一貫して行いオンデマンド生産に対応する。

導入ソリューション

小ロット対応オンデマンド型
カートンボックスマシン
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サンプルカッター
Kongsberg Xシリーズ

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